・「周りとの競争に疲れたなぁ…」
・「今日も電車混んでるなぁ…」
・「自分はあの人からどう思われているんだろう…」
・「アイツに言われたこと、思い出したら腹立ってきた…(`^´)」
・「てか絶対に私の方が正しい!(`^´)」
こういった悩みやストレスは誰しも一つや二つは抱えているのではないでしょうか。
私自身、脳の切り替えが苦手で、嫌なことがあったらなかなか忘れることができず引きずってしまうタイプの人間です( ;∀;)
しかし、こういった悩みは心のあり方で解消することができるんです!
そのあり方というのが、本書のテーマとなる「ムダな反応をしない」というもので、この思想は仏教の開祖であるブッダの教えにもとづいています。
これを習得すると、以下のように「悪い意味で心を動かされること」がなくなります。
・動揺しない
・落ち込まない
・腹が立たない
・プレッシャーを感じない
・人前に出ても緊張しない
・過去を振り返って後悔しない
・先のことに不安を感じない
まさに人生が好転しそうな感じがしますよね!
正直この本を読んで仏教にすごく興味がわきました(^_^)
本書の内容をイメージしやすいよう、目次を載せておきますね。
- 反応する前に「まず、理解する」
- 悩みをなくそうとしない。「理解する」
- その問題の「理由」に着目する
- 心の状態を「きちんと見る」だけで
- 良し悪しを「判断」しない
- 「ムダに判断」していませんか
- “慢”という心のビョーキに気をつける
- 「つい判断してしまう」からの卒業
- 「自分を否定しない」。どんなときも
- 「本物の自信」をつけるためには?
- マイナスの感情で「損しない」
- 感情を、上げもせず、下げもせず
- 困った相手と「どう関わるか」
- 大原則――”快”を大切にしていい
- 他人の目から「自由になる」
- 他人からの評価を「追いかけない」
- うっとうしい相手から「距離を置く」
- もう較べない。ジブンノモノゴトに集中!
- 「正しく」競争する
- その競争は「妄想」かもしれない
- 競争の前に「準備」をしよう
- 「正しい動機」を用意する
- ”五つの妨げ”に気をつける
- 「負けた」という思いから自由になる
- 考える「基準」を持つ
- 正しい心に「戻る」。何度でも
- いつでも”正しい方向”を忘れない
- 自分の人生を「信頼する」
本書の中から、ブッダが「ムダな反応」をしなかった典型的なエピソードを紹介します!
あるバラモン(カースト制で最上位の階級)が、大勢の前でブッダを誹謗中傷したとき、ブッダは次のように返しました。
「バラモンよ、あなたが自宅でふるまったごちそうを客人が食べなかったら、それは誰にものになるか?」
質問されれば、答えざるを得ません。
バラモンは「それは当然、私のものになる」と答えました。
「あなたは、その食事をどうなさるか?」
「それは自分で食べるだろう」とバラモンは答えました。
すると、ブッダはこう言ったのです。もし罵る者に罵りを、怒る者に怒りを、言い争う者に言い争いを返したならば、その人は相手からの食事を受け取り、同じものを食べたことになる。
草薙龍瞬『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』
わたしはあなたが差し出すものを受け取らない。
あなたの言葉は、あなただけのものになる。
そのまま持って帰るがよい。
――罵倒するバラモンとの対峙 サンユッタ・ニカーヤ
かっ…かっけえ……
まさに、相手の罵りに対しムダに反応しないことで、自分の心にイライラなどの負の感情が起こることを防いだわけですね。
他にも、「ムダに判断しない」「正しく競争する」などの教訓があり、ふだん必要以上に心を反応させていたということを改めて認識させられました。
本書を読むと本当に心が軽くなり、解消される悩みも必ずあると思います!
悩みやストレスを一切感じない人は存在しないと思いますので、全ての人におすすめできますが、特に悩みを思い詰めてしまう方はぜひご一読を!(・ω・)ノ
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