「あなたは自分を利口だと思いますか」
「牛一頭には世界中の水の何パーセントが含まれていますか」
「コンピューターは良心をもつことができるでしょうか」
「「nature」(ネイチャー)は「natural」(ナチュラル)ですか」
これらの質問は、イギリスの名門オックスブリッジ(オックスフォードとケンブリッジ)の入試の面接官が実際に出したものです。
非常に答えるのが難しいものばかりですね。
本書は、このような実際にオックスブリッジの入試面接で出題された難問奇問を選りすぐり、著者なりの解説をつけて思考実験を楽しむという内容になっています(^^)
冒頭の質問はほんの一例で、本書には知的好奇心をくすぐる様々なテーマの質問が60も用意されています!
そして、ケンブリッジ卒の著者の解説が、知的でウィットに富んでいて面白いんですね。
一例を挙げると、「あなたにとって悪い本とは何ですか」という問いに対し、
・長年じっと埃をためこんできた本(本がまき散らすカビの胞子にアレルギー反応を起こしてしまうから。)
・1985年以前の本(インクに鉛が含まれているから児童に有害であるから。)
・人々に悪い影響を与える本
・作業が手につかなくなるほど面白い本
など様々な切り口から解説しています。
また、質問によっては答えを出さず自分で考える余地が残されていたりするので、思考力を鍛えたり多面的に物事を捉えるトレーニングにもぴったりでおすすめです!
コメント