最近、お腹がへって「ぐぅ」と音がなってしまった経験はありますでしょうか?
あまり経験していないという方、要注意です!(; ・`д・´)
食に関する健康法といえば、「どのような栄養を摂るべきか」ということに注目されがちですが、本当に正しい食事方法は「食べない時間を増やす」というものだったのです!
本書で紹介する食事法は、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞したオートファジー研究にもとづいており、以下のような病に効果があるとされています。
・がん
・認知症
・糖尿病
・高血圧
・内臓脂肪
・疲れ、だるさ
・老化
どれも避けたい病ですが、これらすべてに効果があるのならかなりすごいですよね!
ところで、オートファジーとは簡単に言うと、「体内に栄養が取りこまれなくなったときに、古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせる体の仕組み」のことです。
具体的には本書でわかりやすく説明しています(^_^)
ノーベル賞を受賞している研究なので説得力がありますし、あたらめて人間の体の神秘を感じました(; ・`д・´)
では、本書の内容を少し紹介します!
本書の構成
大きく以下の4つの項目に分かれています。
「一日三食」「空腹の時間を作る」ではどちらが若く健康でいられるか
一日三食が当たり前となっている現代では、そのような食べ方だと栄養不足にならないのか?という疑問があるかもしれません。
しかし、本書では「一日三食は逆に体が日々弱っていく」と主張しています。
その根拠として、
・そもそも「一日三食が理想的」という考え方には確固たる裏付けがなく、この食習慣が広まったのも江戸時代という比較的最近になってからである
・内臓の休む暇がなく、体の不調を招く
といった点を説明しています。
無理なく「空腹」を作る食事法
「空腹」や「断食」と聞くとしんどそうなイメージがありますが、この章では、無理なくオートファジーを作用させられる食生活を提案しています。
「糖」がもたらす毒を、「空腹」で取り除く
この章では、「糖質の摂りすぎ」によって起こる様々な病気や体の不調について説明し、「空腹」がそれらを改善させるという内容を解説しています。
「空腹力」を高めることで遠ざけられる病気
冒頭で紹介した、がんをはじめとする「空腹が改善させる様々な病」とその効果を説明しています。
改善される症状の一つに「アレルギー」があるのですが、これに関しては自分で実感できました!
アトピーがずっと治らない体の部位があったのですが、「空腹」を実践してから腸内環境が整い、突然アトピーが治りました( ;∀;)
他になにか処置をしていたわけではなかったので、この「空腹」に効果があったことは間違いないです!
これには感動しました( ;∀;)
「一日一食」を実践している芸能人
実は「一日一食」を実践している芸能人は意外といます。
「一日一食 芸能人」と検索すると、たくさん情報が出てきます。
もちろんネットの情報なので過信はできませんが、それなりに信憑性がある人を挙げてみました。
・GACKT
・ビートたけし
・タモリ
・水谷豊
・高橋一生
・西川貴教
・内村航平
・京本政樹
この方たちに共通しているのは、年齢の割に外見が若々しかったり、それぞれの業界の最前線で活躍しているところですね!
やはり、「空腹」を実践されている人の若々しさをこうして目の当たりにすると、改めてその効果の説得力を感じます。
また、GACKTさんは、ご自身の著書『GACKTの勝ち方』の中で以下のようにおっしゃっています。
皆、痩せたいと口癖のようにボヤくが、その大半が三食つねに食べている。
無駄に口にモノを放り込んでいる。
(中略)
だが、ちょっと立ち止まって考えてみろ。
人間って本当に三食も必要か?
昼食をとった後、仕事をしている時のあの眠くて効率の悪い時間、それがオマエに必要か?お腹がどうしても空いたから必要な分だけ食べる、というのは悪いことじゃない。
GACKT『GACKTの勝ち方』
だが、朝食の時間だから、昼食の時間だからと、自分の体と語り合うこともせず、家畜のように食べなきゃとやたらと口にモノを詰め込んでいるヤツが世の中に多すぎる。
GACKTさんがオートファジーについて知っているかどうかはわかりませんが、一日三食という慣習にとらわれずに自分の体と向き合った結果、最高の食事法を実行できていたわけですね。
また、「思考は現実化する」でおなじみのナポレオン・ヒルの著書『悪魔を出し抜け!』でも、このような言及があります。
(この本は、ナポレオン・ヒルと「悪魔」との対話形式で話が進み、以下は「悪魔」のセリフになります。)
ほとんどの人間は自制心があまりないため、自分の舌を喜ばそうと御馳走をたらふく食べる。
ナポレオン・ヒル『悪魔を出し抜け!』
しかし、それは胃腸にとっては大きな負担となる。
そういったカロリーの高い大量の食物は、有害な毒物に変えることでしか処理できない。
(中略)
賢く食べ、腸をきれいに保つ人間は、私にとって扱いにくい人間だ。
腸がきれいな人間の脳と体はいつも健全で正常に機能しているからだ。
この本が書かれたのは1938年であり、当時はもちろん脳と腸の関連性などは解明されていない時代であったにもかかわらず、ナポレオン・ヒルのような聡明な人はこういったことを直感的に理解していたようですね。
と、ここでは主に一日一食の芸能人を紹介しましたが、「いきなり一日一食にするのはしんどいよ~」という方もいらっしゃると思います。
ですが安心してください。
本書では、1日16時間の空腹時間を作る「半日断食」を推奨しており、具体的な食生活パターンも紹介しているので、無理なく実践できるかと思います!
今、体に少し不調をきたしているという方も、今は若くて問題ないが将来の健康にそなえたいという方も、「空腹」のパワーを把握しておくとよいのではないでしょうか(^^♪
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